『なぁ優花』 玲の呼びかけに一瞬ビクッとする 「…どしたん?」 『俺な、お前のこと誰にも負けんくらい好きやけどお前の恋、応援してんやで』 「…っ」 『優花が幸せでおってくれたら、それでええんや。それだけで充分や』 「玲…」 そんなん…ええ奴すぎるやろ 玲はそれで幸せなれるんか? 『俺は刺魔の総長や。 好きな女の幸せぐらい願えるわ だから優花は何も考えんでええんや 俺とお前は今まで通り親友や』 玲の言葉が痛々しくて ウチは玲の背中にしがみついて玲に気付かれないように声を押し殺して泣いた