love catcher

それでも冷静で強気に振り返る





「何?」





『族抜けることがどういうことかわかって言ってん?』





ドンドントーンが低くなる声と共に近づいてくる玲






他の奴らはウチと玲の迫力に何も言えなくなっていた





「わかってるよ‥なめんな」





すると玲は悲しそうな顔をして言った






『俺らに優花を痛めつけろって言うん?』





「しょうがないやん。先代からの掟や‥それにいずれは抜ける時がくる」





『せやからって…!』





玲は顔をバッと上げた