「解放……だと…?」



秋は目を細める





「退け………
愚かなる者よ……」





セナは秋を睨む







「セナ?」




俺はセナを見つめた








人格が変わったような
気がする







今までとは違う
神々しい








「退かないのなら
しかたない……」






セナは右手を秋にかざす








「悔いるがいい…
愚かなる人間よ…
我が光により断罪せん
送天順罪!!」





光が秋を取り巻く









「ちっ………
空間転移!!」





闇の穴から秋は
逃げ出した










「ふんっ……
逃したか…………」







セナは舵を地面に
ゆっくり下ろした