「では……開始!」



シェルの合図で
キメラの鎖が外された





ガルルルルァ!!!





ものすごい咆哮を
浴びせられる






「稟音……あたしの背中に隠れて…」





あたしは稟音の
頭を撫でる







「セナ……死なない?」




涙をたくさん流す稟音







でもこの時あたしは
嫌いだったこの天使の力





稟音のために…
稟音を守る天使になろう…