しばらく飛んで
あたし達は路地裏に降りた



追ってもなんとか
まけたようだ





「大丈夫?」





あたしは男の子の前に
しゃがみ込んだ






「うん!!」




男の子は初めて
優しく笑ってくれた





あたしまでなんだか
嬉しくなる