FORTH〔前編〕



「舵は…他の人とは
違かった…

こんな力があっても
普通に接してくれる…

あたしと稟音にとって
舵は光なの…

その光を失いたくない」





舵は稟音にとって兄として
あたしにとって……




まだ分からない
感情だけど舵を大切に
想う心……





「俺は…消えないし
光なんていうたいそうな
物じゃない…でも…

お前達二人を
照らせるくらいに…
強い光になりたい」




舵は優しく笑った




「舵………」



こんな事言って
いいのかは分からない
でも………





「力を貸して…」



あたしだけじゃ…
駄目だから…





「もちろん!」



あたしは舵の
手に自分の手を重ねた