稟音に目を向けると
楽しそうに遊園地を
見ている




あたしもつられて
笑顔になる






稟音…
この分ならすぐに
此処に慣れるだろう






「稟音…この町は
好き?」




そう聞くと力強く
頷いた





「うん!!大好き!!
セナ!此処にずっと
いよーよ!」




その稟音の言葉に
ドキンと嫌な音が鳴った





「…………」




あたしは……
此処には…