「どこか行くなら
連れてって…
セナと行く!」



稟音はぎゅうっと
抱き着いて離れない






「稟音…稟音は此処にいて
お願い…稟音が大事なの」



そう言って稟音の
頭を撫でると
稟音は首を振って
抱き着く







「嫌だよ……セナといる!」





稟音は泣きながら
抱き着いている