続・彼女が愛した温もり



『有紗さん、私と愛衣ちゃんだけで行きます』


愛衣ちゃんと手を繋いで幼稚園に向かった

心配そうな有紗さんに悪いけど、
知らないなんて嫌だもん。

ごめんなさい‥
有紗さん‥


幼稚園の門には

舞花さんの姿があった

門にもたれる舞花さんを見るとママを思い出す

弱った細いあの時のママとは違って
舞花さんは凛としてる