続・彼女が愛した温もり



『イケメンさんはどう思うの?』

『イケメンさんって‥いや俺も男の子のような気がして』

『ちょっと‥みんなして、なんで男の子って思うの?』

『それは俺の家に関係有りだな』

『え?なになに?』
おばさんが興味津々に問いただした。


『いやー‥俺の実家
昔から女の子に恵まれなくて
もうずっと新生児は男の子ばっかりなんですよ、不思議な事に。
だから、兄貴に娘が生まれた時は大騒ぎでしたね
もう大喜びで、特に母親が。』

『あらー‥なるほどねー』

みんなが頷くと杏里が分娩室へと移動しようとしていた。

『分娩室に入ったら早いですからね』

杏里が汗びっしょりで顔を歪めて苦しんでいる。

『もぉ‥やだぁ‥何でこんな小さな穴からぁ‥』

そんな杏里におばさんはとんでもない事を言った。

『杏里、よーく聞きなさい
赤ちゃんは入ったところから出るのよ』


入った?挿った?
もはや下ネタにしか聞こえなくて必死で笑いを堪えた。

『おばさん‥下ネタみたいな事言わないでよ‥』

『あらー正真正銘下ネタよ~』

この人には勝てない‥絶対に。

『だってイケメンさんもカレンに入れたんですものねー』

いや、勝ってはいけないと思う。