続・彼女が愛した温もり



ー翌日ー


『どうぞ』
優しく笑う看護婦さんに連れられ
変な機会に座る。


『少し痛いけど我慢ね』

うっ‥
痛いよりも冷たい‥
気持ち悪い‥


検査が終わるとすっかり気力が無くなっていた。

ママの握ってくれた手が温かくて落ち着いた。


『どうぞ』
見るからに頭の良さそうな人に誘導され診察室に入る。

肩にママの手が置かれ目を閉じた。


分かってる、結果は。

『おめでとうございます』

ほらね、感情がこもってないお祝いの言葉とともに
写真が渡され説明を受ける。