続・彼女が愛した温もり



『似てないよね?』

駅前の喫茶店でコーヒーを飲みながら綾乃さんがいきなり言った。

『あぁ‥コーキにですよね?
綾乃さんの遺伝子は洋樹さんに受け継がれてますね』

『そうなのよ
洋樹は私似だよね
弘樹は旦那に似てるのよ~
もうソックリ』

コーキのパパさん‥
格好いいんだろうなぁー

『じゃあ、コーキは全てパパさんに似てるんですね』

『いやーそれがそうでもなくてね』

『え?』

『あ、ううん
いずれ会うんだから、その時のお楽しみに』
意味深に笑った綾乃さんに何だか不思議に思いつつも笑い返した。


コーヒーを飲んでいる途中でまた吐き気が襲いハンカチで口を押さえ
トイレに走った。