続・彼女が愛した温もり



『久しぶりなんだよね、誰かに抱かれるの…だから恥ずかしい…』

いざ、そいいう雰囲気になると恥ずかしさは半端ない。

『そこで久しぶりじゃないと言われると逆に辛いよ』

やっぱり結構恥ずかしい。

お互い、まるで初めてのような姿でベッドにいた。


『まぁ、でも
このままじゃ…ねー?』

『だな、よしいくぞ』

『え?ちょっと…いくぞってどういう意味?』

行くぞの事?イくぞの事?と言いかけた時には口を塞がれていた。

ゆっくりと倒される体にシーツのひんやりとした冷たさを感じる。

シーツから大好きな香りがする。
香水をつけないコーキからはいつも整髪料の控えめな香りがする。

好きなんだよね、その香り

香水とかつけて無駄に気取る男は嫌い。