続・彼女が愛した温もり



『お前はいつからそんな寂しがり屋になったんだよー』

兄貴が笑いながらいった

愛衣の髪をときながら思う

愛衣の長髪はカレンを思わせる
長い黒髪からいつもシャンプーの香りがしていた

あの香りはいまも前も俺の精神安定剤。

というよりも、カレンが俺の精神安定剤なんだ。

『いつまででもいて良いからね
ね、愛衣?』

『うん!ずーっといていいよ~』

愛衣のあどけない笑顔も有紗と兄貴の優しさも
ただ心に染みる。

俺はもう無理みたいだよ、カレン。
一人きりは。

カレンがいない毎日は生きてる心地がしない。