『カレンちゃんに戻ってきたら伝えておいて 会いたい‥と。』 『また、何か言うのかよ。』 『言わないわ ただ、謝りたいの それだけ。』 舞花の左手の薬指には指輪はなかった ただ、最近までははめていたらしい指輪の跡が残っている カレンは舞花と会いたいだろうか。 まず俺はカレンに会えてさえいないのに。 『カレンが会いたいと言えば会わすよ。』 そのあと、舞花が差し出した連絡先が書かれているメモを持ち 舞花と別れた。 何でなんだ。 嫌な予感がする。