続・彼女が愛した温もり



『まぁ、ただカレンちゃんに梨花が弘樹の娘だって言っただけよ』

『な訳ないだろ』

『そうだね
私たち梨花を妊娠した頃には肉体関係いっさい無いもんね』

高校時代は肉体関係も大切だと思っていた
でも、卒業してから一切舞花を抱きたいと思わなかった

『ねぇ、カレンちゃんを弘樹はどんな風に抱いてあげるの?』

『は?』

『優しくしてあげるの?
それとも‥激しく?』

意地悪に笑い挑発するように話す舞花は
完全に悪魔だった。


『カレンには訂正しとくから、帰ってきたらな』

直接的にではなく間接的に舞花にカレンがいない事を伝え
一万円札を置き立ち上がった

そんな俺の腕を掴み舞花は言った