「おい、ちょっと…」 へ?誰? そう思い顔を上げると遼がいた。 なに?って思ってると、遼が私の腕を掴んで、歩いた。 「ちょっと、痛いよ。離して?」 振りほどこうとしても、やっぱり遼には叶わなくて。 そして辿りついた場所は屋上で… 「遼?離して?」 「いや…」 そう言われてももう別れたんだし。