2009年のクリスマスが近づいたある日。



私は決意した。








『来年のクリスマスにかずきと別れる』




私は本当にかずきが好き。

今すぐ別れるなんてむり。


それにお互いを想い合える人と奇跡的に巡り逢えたのに、別れたくなんかない。


だから、一年間自分に猶予をあげた。



やっと見つけた愛し合える人といっぱい思い出をつくって、


最後に彼の幸せな未来のために、ちゃんと笑顔でバイバイって言うための準備をするための期間。











私の考えは相手のことなんて考えてない自分勝手で甘いものかもしれない。


でも、


彼の幸せを考えたら、モテる彼をいつまでも、壁も越えられない私に留めてはおけないと思った。



だけど私だって本当は別れたくなんてないんだ…。



だから、

好き過ぎて離れたくない私に

せめて一年間だけ思い出をください。