その時、唯の顔が少し赤くなったのが可愛いくて抱きしめたくなった




…………が




一応ここは屋上な訳で、人がいる訳で、俺は抱きしめたい気持ちを押し殺して自分の腹部辺りで拳を握って耐えた




「悠ちゃんー…??
……もしかして……
お弁当美味しくなかった…??」




唯は、俺が拳を握っているのは何故か自分が作ったお弁当が不味かったと思い込んで落ち込んでいる




カワイイ……//




唯には悪いけど、勘違いして落ち込んでいる所もまたカワイイと思った……




あー~……//
もー…//
無理だー…//




俺はもう耐えきれず、唯を抱きしめた