「こんな所で、話していたら、下校中の生徒に迷惑だしな…
近くにケーキバイキングがあるカフェがあるんだが、そこにでも行かないか??」
「ケーキバイキング!?
行きたいッ」
甘党な唯の笑顔は半端なく輝いていた
「うんッ
では行こうかッ」
そう笑って水樹さんは唯の手を握って歩き出してしまった
あれ……??
俺の存在は無視…??
これは、付いていって大丈夫なんだろうか……
そんな事を考えていると唯が俺の所に来て手を握った
「悠くんもだよ??
早く行こ…ッ♪」
そう柔らかに微笑んだ唯とは裏腹に後ろではものすごい殺意を出しながら水樹さんが俺を睨んでいる
正直スゲー……
怖い………
今にでも逃げ出したい……
でも、天然な唯はそんな事お構い無いに俺の手を笑顔で引っ張って歩き出した

