だって、俺が想像している“水樹 愛”は…
か弱くて、可愛くて、なんか髪長くて髪クリックリでなんか守ってあげたくなる感じの女の子だ!!
なんか女の子の中の女の子って感じの子だ!!
そんな“愛ちゃん”が、男2人に飛び蹴りして1メートル近く飛ばし、男2人に完全にビビられてる子じゃない!!
そうだ…間違えだ…
この“愛ちゃん”は“水樹 愛”ではない!!
ほら、良く考えてみろ……
愛なんてありきたれた名前……クラスに1人、2人はいるだろう……
俺のクラスにも確かいた……
いや、いる!!
だから、違う!!
この子は断じて“愛ちゃん”じゃない!!
俺は心の中でずっと唱えていたとゆうより、信じ込ませていた
でも、唯は呆気なく俺の希望を粉々に潰したのだから、全く天然っていうのは怖い……

