甘い甘いキスをお姫様に


FROM 涼

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今日、俺は久々に朝から学校に行った。




校門を通って歩いていると、周りからキャー!とかカッコいい!!とか聞こえてくる。



うぜぇ…



俺はそんな声を無視して歩き続ける。



「あのっ!!アドレス教えてもらえませんか?」


いきなり女が声をかけてきた。

上目使いで、顔を赤く染めながら見上げてくる。



はぁー…



俺はそんな女を無視してまた歩き出した。



「あのっ!」

ゆっくりと後ろを向いた。

「なんだよ…」



ギロ…



俺はその女を睨んだ。




ビクッ―――。




女はそのまま逃げていった。





「はぁー…」


俺は止めていた足をまた動かした。