甘い甘いキスをお姫様に




『2人とも置いてかないでよー!!』

「あはー。ごめんごめん。」




拓斗は顔の前で手を合わせて謝った。



『ところで、あたしの席ってどこ?』



あたしは周りを見渡した。


「羽月はココー♪」



タクが指差したのは、1番後ろで1番窓際の最高の席。



そして、拓斗の隣の席だった。





『え?本当に?』



一応、黒板の席順を見た。

すると、やっぱり拓斗の隣だった。



『や、やったぁーー!!!拓斗が隣だぁー♪』

「いえーい☆」


パチンッ!とハイタッチしてから、あたしは拓斗の隣に座った。



座ってから、奈美と涼の席を探した。


そんなあたしに気づいたのか、拓斗が前の席指差した。




廊下側から2列目の3番目の席に奈美は座っていた。

その斜め後ろには、涼がダルそうに座っている。





『奈美と涼から離れちゃったねぇ』


あたし達に気づいた奈美は手を振った。

それに答えるようにあたしも手を振った。