「失せろ。」 それと同時に拓斗が男の人の腕を放した。 男の人3人は逃げるようにその場からいなくなった。 それを確認した2人はこっちを振り向いた。 「大丈夫か?」 そう、言ってきたのは…拓斗じゃなくて、涼だった。 あたしは足を震えてその場に座り込んだ。 「羽月?」 拓斗は、あたしと同じ目線までしゃがんだ。 その顔は本当に優しい表情で、暖かい目をしていた。 『あたしは大丈夫。奈美は!?』 あたしは勢いよく振り向いた。 ゴチーーンッッッッ!!!!! 「『!?』」