甘い甘いキスをお姫様に






あたしの肩に男の人の腕が伸びてきた。






キモチワルイ。





あたしは目を強く瞑った。




しばらくしても男の人の腕の感覚はなかった。



あたしは恐る恐る目を開けた。








そこにいたのは、2人の王子様―――。







『拓斗…涼・・・。』







拓斗は、あたしに触ろうとした腕を掴んでいた。

手はすごい力で掴まれているらしく、男の人の顔は歪んでいた。






それに対して、涼は…ズボンのポケットに両手を入れたまま、あたしの前に立っていた。



その表情はあたしからは見えなかった。


でも、相手の男の人は壱也の顔をみて真っ青になっていた。