意地悪王子と天然彼女




『繋ぐ!繋ぎます!』


嬉しすぎて声の大きさがあがる。


「ほら。」


優しくあたしの手を包み込んでくれる海の手。

温かくて安心する。


「なにニヤニヤしてんだよ?」」


『ううん!何でもなーい!』


少し浮かれすぎかな…?

でも良いよね。

久しぶりのぬくもりなんだもん!


そうこうしてるうちにあたしの部屋の前に着いた。


「ほら、行って来い。」


ガチャ


『り、梨麻?「美亜ーー!!」


ダダッと走ってきて抱きつかれた。


「美亜ー…大丈夫?怪我はない??」


『うん!大丈夫だよ!』


「もー…心配したんだから…」


『ほんとごめんね?』


確かに梨麻の顔をよく見ると泣いた形跡がある。