意地悪王子と天然彼女




「どこにキスされたんだよ?」


『キス…?』


あれ…そんなのいつされたっけ??


「だって綾瀬言ってたじゃん。一回キスしたかもって…」


あー!思い出した!!

確かに綾瀬先輩言ってた…


『でもあれ本当はしてないのに綾瀬先輩が嘘ついたんだよ?』


なんでわざわざ嘘なんか付いちゃったんだろう…


「なんで嘘なんか…」


『あたしにもよくわからない…』


「んじゃいっか!とにかく無事だし。」


『うん!』


「斉藤も待ってるし…行くか?」


コクッと頷く。


「ん。」


そう海が恥ずかしそうに手を差し出した。


『え…』


「手だよ。繋がないの?」


優しく言う海に胸がキュンキュンする。