意地悪王子と天然彼女





元気をもらって梨麻の部屋を出る。


『頑張ろう……』


自分の気持ちに気合いを入れる。


少し泣き疲れたみたいで喉が渇いたかも…。


『お水でも買いに行こうかな?』


お財布を持ってエレベーターを使って一階まで行く。

あたしの部屋は二階だけどなんとなくエレベーターを使いたかった。


自動販売機でお水を一本買う。


少しイスに座ってくつろぐ。


「あれ?美亜ちゃん??」


明るい声が遠くから聞こえる。


『…へっ?』


振り向いた先に居たのは……


『綾瀬…先輩…?』


保健室で会ったのを覚えている。


「久しぶり~!!いやぁ!なんか会えて嬉しいな♪」


パァっと顔を明るくしながら話す。