あたしが隣の男の子と少し話していても二人の会話は聞こえて来る。
「美亜ちゃん大丈夫…?」
隣の当真(とうま)君が心配してくれる。
『あっ大丈夫。』
見かけによらず優しいんだなぁー。
「そう?何か具合が悪そうだけど…?」
『ありがと、心配してくれて!でも大丈夫だよ。』
あんまり心配してもらうと今にも涙が出そうだったから大丈夫と伝えた。
そして一日も終わって帰り支度している時。
いつもなら海が“ほら、帰るぞ”…そう言って二人で寮に戻る。
だけど今日はあたしの目の前を……素通りだった。
「……み、美亜?どうしたの?」
心配そうに梨麻があたしに近付く。
『……梨麻ー…』
そう言って梨麻に抱きつく。
「どうかしたの!?」
あたしが弱音をはいているのに驚いてる様子。

