意地悪王子と天然彼女




「答えられねぇんじゃん。」


『………。』


もちろん前を向けないあたしは少し顔を上げて天井を見る。


『…っ!!』


そしてその天井に貼ってあった紙に…

“カップルの皆さん。このゴンドラが一番上に来た時、目を瞑りながらキスをすると永遠の愛を誓えるでしょう…。”

永遠の愛か……。


「何見てんの?」


そう言って海も上を向く。


「へぇ…。する?…キス。」


『えっ…!!』


「でも条件がある。…美亜からして?」


『……っ!!』


「だって俺今日頑張ったのになー…。ご褒美もないのかー…。」


うーん…確かに…。

迷惑掛け過ぎたしそう言われても仕方ないよね…。