意地悪王子と天然彼女




海はあたしが怖いものが苦手だって知ってるのにもかかわらずお化け屋敷って……。

ひどい……。


「何?美亜お化け無理なの?」


挑発的な言い方で聞いて来る。

そう言われると意地っ張りなあたしは、


『…大丈夫だ…もん…。』


自分の弱いものを知ってながら言ってしまったんだ…。


《では…気をつけて行ってきて下さい。》


定員の人に案内してもらった後あたし達はスタートした。


「ほら手…。本当は怖いんだろ?」


優しい瞳でまた差し伸べてくれる。


『ありがと……。』


あたしはその手をしっかり掴み歩く。



《ウワァァァァ!!!!!》


『いっ…いやぁっ!!』


《待てえええええ!!》


『いやああああっ!!』


さっきからあたしはお化けと格闘している。

もう…涙が出てきそうです………。