意地悪王子と天然彼女




「何?そんなに“大事な女”って言われて嬉しかった?」


『…え……うん…。』


「ったくそんな真っ赤な顔で言われっと……」


そして海はあたしの耳元まで口を寄せ…、


「今すぐ襲いたくなるんだけど?」

そう言った。


………………?

……っ……!!


『なっ!何言ってんの?からかわないでよ……。』


「…俺は真面目に言ってんだけど?ってか反応遅…。」


『ま…真面目って……。ほら…もう行こっ!』


そう言ってあたしは海の手を引き歩き進む。


「あぁ……今すぐ襲いてぇ……。」


えっと………?

なんか後ろから危険な言葉が聞こえたのは気のせいでしょうか?


『…どこに…行く?』


「……お化け屋敷。」


ニヤリと悪戯な笑みを落とす海。