意地悪王子と天然彼女




「あっあの!」


若い女の人Aが話しかけて来た…。

が、しかし海は自分だとは思ってはおりません……。


「あの、すみません!」


すると女の人Bが今度は話し掛ける。


「…え……俺?」


あきらかに不機嫌オーラ丸出しの海。


「はい!!あの私達と一緒に遊園地回りませんか?」


女の人達は目をキラキラ輝かせながら海を見る。


「いや…俺大事な女と回るし、無理!」


不機嫌な海はあたしを引き寄せ言った。


大事な女って……♪

やぁ!ちょっと浮かれても良いのかな?


「あっ……分かりましたぁ……」


女の人達は気の抜けた風船の様になって帰って行った。


「おい…美亜。」


『へっ?』


いつの間にかあたしは浮かれすぎてボーっとしていたみたい。