意地悪王子と天然彼女




『美味しい~♪』


「ったくお前は何食べてても幸せそうだな!…生クリーム付いてるぞ。」


『え…どこ?…って…ひゃっ!』


海はあたしの頬に付いていた生クリームをすくって舐めた…。


「あま……」


『も……もうっ……。』


〈えっ!ねぇねぇあの人超格好良くない??〉


〈えーどこどこ?うわっほんとだ!めっちゃ格好良い!〉


若い女の人達の会話が聞こえる。


〈ってか声掛けない?〉


〈えっ!だって隣に居んの彼女じゃない?〉


〈違うでしょ!友達じゃない?〉


…うぅ………。

彼女……ですよ……。


紛れもなくこの会話はあたしと海の事だ。


すると会話をしていた女の人達がこちらに向かってくる…。


海はというと…まったく気付いていない様子。