さぁ、跪いて快楽を乞え!

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ! 病院はぜーったい嫌だ!」

「嫌だじゃありません。病院行くと言ったらいきなり元気になりやがって……」

「うおっ!?」

いつもどおり、薫を抱え外に出る。頭が下だと辛いだろうから、仕方なく抱っこで。

「ちょ、俺パジャマ……!」

「スウェットだから大丈夫でしょう」

「そういう問題じゃ……!」

「貴方なんか誰も見ないんだから良いでしょう?」

「そうだけどさぁ……」

「そうと決まったらさっさと行きますよ。面倒かけさせないでください」

「というか降ろせーっ!」

「駄目です。貴方逃げるでしょう」

「いや、でもほら! メイドとかいるし……!」

「ですから、貴方なんか誰も見てないです」