さぁ、跪いて快楽を乞え!

「私が貴方の執事であることは認めましょう。しかし、貴方の能力は私よりも下。そんな方に偉そうに言われるなんて、屈辱以外のなにものでもありません」

大の大人が子供に馬鹿にされているようなものなのだから偉そうにするのは本当に偉くなってからにしていただきたい。

「じゃあどうしろと?」

「そうですね。土下座を二桁ほどしていただいてからさらに相当な高さから飛び降りていただければ私の気も晴れましょう」

「……つまりは死ねと?」

「貴方にそう聞こえたのであれば私はそう言ったのでしょう」

「鬼め」

苦々しげな表情を浮かべ、私に吐き捨てる主人に、私はニヤリと笑い、お礼を返した。

「お褒めに預かり、光栄にございます」

「褒めてない!」