さぁ、跪いて快楽を乞え!

「朝ですよ。起きなさい」

毎度の事ながら、呼び掛けに気付く事無く、寝息をたてる薫。仕方がないのでベッドに腰掛け、手袋をしたままの手で、触れるか、触れないかのギリギリで薫の頬を撫で、そのまま唇をなぞる。

「起きなさい」

「ん……」

みじろぐものの薫は起きる気配を見せない。

「朝ですよ?」

そろそろ本格的に起こさなくてはならないので、頬を軽くつねる。

「もうちょっと……」

「起きないんですか?」

「……休みだ……」

「何を仰いますか。今日はご家族でお食事でしょう」

「それ、夜……」