さぁ、跪いて快楽を乞え!

ビロードの肉厚なカーテンを開けると晩秋の陽の光りが東から射し込んでくる。その夏ほどではないながらも強い日差しに目を細め、今日は良い洗濯日和だ、と考えながら窓からベッドへと歩みを進める。

大人が三人、優に寝れるほどに大きく、枕要らずで隣の人の寝返りが分からないほどに柔らかいベッドに眠るのは齢17の雅美家の次期当主の薫。

その薫はゴールデンレトリバーの抱き枕を抱き締め、安らかに、幸せそうな顔で寝ている。

……毎朝薫よりも早く起きてこの時間に起こしにくる私の気も知らないで。

少しの悪戯なら許されるだろう……。