「貴方、何しに来たんですか?」
メイドが出ていった後すぐにベッドに倒れ込んだ薫に椅子に掛けたまま呆れたように問う。
「薫、だろ?」
「……何しに来たんです?」
「寝に来た」
それが当たり前のように言う薫に、部屋へ帰るように言葉を掛ける。
「自分の部屋で寝なさい。寝具の質が全く違うでしょう」
同じフランス製の寝具だとしても薫とこっちの寝具には4クラスほどの違いがある。熱が出ている薫には向こうの方が寝やすい筈だ。
「俺は寿のベッドが良い」
「抱き枕も無いでしょう」
「寿がいる」
薫は隣に人が一人入れるスペースを作れるようにずれ、そこを叩く。
メイドが出ていった後すぐにベッドに倒れ込んだ薫に椅子に掛けたまま呆れたように問う。
「薫、だろ?」
「……何しに来たんです?」
「寝に来た」
それが当たり前のように言う薫に、部屋へ帰るように言葉を掛ける。
「自分の部屋で寝なさい。寝具の質が全く違うでしょう」
同じフランス製の寝具だとしても薫とこっちの寝具には4クラスほどの違いがある。熱が出ている薫には向こうの方が寝やすい筈だ。
「俺は寿のベッドが良い」
「抱き枕も無いでしょう」
「寿がいる」
薫は隣に人が一人入れるスペースを作れるようにずれ、そこを叩く。


