表裏一体

あの女は去ったけど、世界は止まったまま。
いつもは邪魔だと思う通行人も、止まったままだと寂しい気がする


とりあえず、この世界を出なくては。

「霧島さん、仕事です」

振り向くとそこには真夜中の3時に会ったあの男がいた


「この世界をもう一度動かしてください、これがあなたのバイトです」

これが…?こんなのできるわけないじゃん…俺は凡人だぞ…


「なに、簡単です。主犯者を消せばいいんですよ」
「さぁ?私がやったら仕事になりません。心あたりは?」
「さっきの女…」


「さぁ、狩りの始まりです」


探せ、あの女を。まだ近くにいるはずだ。


「めんどくさ…」


高いところから探そう。
あいつは動いているハズだ
とりあえずビルの奥所に登ろう


「いない…」


みんな止まっているから動いているやつはすぐ分かる



「見ィつけた」