「小さなマリアよ。困ってる人を見過ごすのはいけません」

「マリア様…」

「おねーちゃーん!」

「ぁ、ごめん。探そうか」

「うん」


-10分後


「本当にここへ入れた?」

「うーん…もしかしたらお姉ちゃんところ」

「は?!」

「だって同じタンスだし」



そして

「見つかった!」

「あぁ。遅刻だ」

「彩。送っててやるから」

「ありがとうございますっ!」

「その代わり」

「え?!」

「洗濯物。倍にして畳んでもらうから」

「はぁ~?!」

「ま、行くよ」

「行ってきます」