気味悪い声って…。

若干傷付いていると、その子たちはキャーキャーとパニックになっていた。


「やっぱりこの図書館、出るって噂本当なんだ!!」

「やだーっ!!もう帰ろうよ!!」

そう言ってバタバタと荷物を片付ける音が聞こえ、その女の子たちは猛ダッシュでこの図書館から出て行った。




…あれ?
な、なんか結果オーライ?

よかった〜何はともあれバレずにすんだよ…。


ホッと胸を撫で下ろしていると、「つまんね」と和泉君がポツリと呟いた。


「ちょっと!!ひどいよ和泉君!!」

「まあ良かったじゃん。バレなかったし」

「そういう問題じゃないよ!!」


危なかったんだからね!!それに、どれだけ恥ずかしかったか!!