「バカ!」 アキラが小声で怒鳴り、 私の口をふさぐ。 が、私はアキラの手を離し、また叫んだ。 「ダメ!!! 死んじゃダメ!!!」 死んだら…地獄に落とされちゃうよ!!―。 彼の手が止まった。 「…ウメコ?」 彼は顔を上げ、あたりを見回す。 「ウメコ…居るのか?」 一瞬、彼と目が合う。 が、すぐに離れてしまう。 彼には私の姿が見えてないから。