弘樹・・・。 ―そこは変わり果てていた。 壁には無数の穴があいていて 彼が好きなアーティストのポスターは 無残に切り裂かれている。 勉強机もテーブルも横に倒れていて 床には一面、物が散らばまれている。 朝なのにカーテンはびっちり閉められ薄暗く 感じるはずもない異臭と寒気がした。 ここ、本当に弘樹の部屋? だって弘樹はきれい好きで 私がここに来る時はいっつも物は整理整頓されていて きれいな部屋だったもん。