だけどアキラのほうは興味があるようだ。
「それってどうやるんですか?」
アキラはオッサンに聞いた。
―が、オッサンは困ったように首を振った。
「そんな簡単なものじゃないんだよ。」
今気づいた。
オッサンが標準語に戻るときって真面目な話をしている時かも。
「生まれ変わるというものは、
この世界で自分の職について好成績を出したものから上の人が抽選で選ぶものだ。
宝くじの6億円にでも当たる確率だ。
生まれ変わりたいと思ってなれるもんじゃない。」
そんなに厳しいのか…。
「だったら俺は好成績を出します。」
どえっ!!??



