ヘヴンに戻り、私たちはすたれた事務所のオッサンに今日のご報告をした。
社長は満足そうに私たちの話に首を縦に振る。
「それでは明日はウメコの里帰りじゃな。」
「あの…一つお聞きたいことがあるんですが…」
私は控えめに手を上げ、オッサンは"なんだ?"と首をかしげた。
「生き返るって事は出来ないんですか?
ほら、乗り移って人間と会話ができるみたいな…」
オッサンは私のばかげた話に眉をひそめ
「そんなアニメみたいなことは出来んよ」
ときっぱり言った。
そうですよね…はい。
「あっ、でも、生まれ変わることはできるわよ♪」
サユリさんが私にウインクする。
それじゃ意味ないですよ…。



