「情報をキャッチするまで、君たちは里帰りしてもらおう。」



「里帰り!?」



おっさんはニッコリとほほ笑む。




「そうだ。自分の家族の顔でも見に行ってはどうだ?」



「行きたい!!」



私は明るく手を挙げた。


皆に会えるのか!


それは嬉しい事だ。




「そういう事だ。サユリ、今すぐ下界への転送の準備を!」


サユリさんはかっこ良く敬礼をする。



「はいはいさー!じゃあ、お二人は私についてきて♪」



私たちがサユリさんについて行くと案内された部屋には小さな青色のブラックホールがあった。



いや、青色だからブルーホール?