僕はノートを机の引出しにしまいドアの鍵を開けた。 「失礼します。」 カルロスが部屋に入り、テーブルにコーヒーの入ったカップを置いた。 「他に御用があればいつでもお呼びください。」 「あー…あのさぁ…」 カルロスはテロ計画を手伝ってくれるだろうか? ・・・・・・。 無理だな、カルロスは元は父さんの執事だったから。 そんな事を引き受けてくれるわけがない。 「どういたしました?」