「てかさ、名前教えてよ。」 すでにデザートに手を付けている女の子はきょとんとした顔をして私を見る。 「あれ?言ってませんでしたっけ?」 「言ってない。」 だからさっきから、"女の子"とか"こいつ"とか使ってるんじゃん。 「サラです。」 「えっ、似合わない…。」 「そうですか?私はとってもかわいい名前だと思いますけど?」 そう言って、サラは笑うが目は笑っていない。 「ウメコさんもとってもかわいい名前だと思いますよ?」 ありがとう、お世辞をありがとう。