「べつに関係ないことじゃないけど~?」 ウメコが腕組をしてとぼけた顔をする。 続けてアキラが言った。 「俺たちはお助け隊だ。世直しのためにここに現れた。」 僕はぷっと吹き出してしまった。 「世直し?ああ、僕は世とっては邪魔者なんだね。」 「そういうことじゃねぇよ。」 アキラはきっぱりと言う。 「おうよ、そういうことじゃない」 ウメコも同じことをくり返し、僕の胸倉をつかんで言った。